週に一度、自分の歩幅を見直してみる
走り続けていると、
自分がどんなペースで進んでいるのか、
わからなくなるときがある。
「もっとやれる気がする」と思えば詰め込みすぎ、
「まだ足りない」と思えば焦りが生まれる。
そのうち、何のために始めたのか、
本当はどこへ向かっているのかさえ
わからなくなってくる。
だから週に一度、
立ち止まって、自分の歩幅を見直す時間をつくる。
速すぎないか。遅すぎないか。
その日、その週の自分にとって、
ちょうどいいペースだったか。
心と体の声に耳を傾けながら、
「今」の自分に合わせて歩幅を整えていく。
この見直しをしないと、
いつの間にか“誰かのペース”を生きてしまう。
SNSで見た他人の成果、
誰かの言葉、世間の空気。
それらに引っ張られて、
本来の自分のリズムが崩れてしまう。
歩幅を整えるというのは、
「遅れるな」と自分を責めることではない。
むしろ、「今の自分にできる範囲でいい」と、
自分を労わるための習慣。
調子のいい週もあれば、
思うように進まない週もある。
でもそれでいい。
歩幅が小さくなった週にも、
ちゃんと意味がある。
それを認めてあげることで、
持続可能な積み上げができる。
週に一度、自分に問いかけてみよう。
「今週のペースは、自分らしかったか?」
そうやって、
軌道修正を続けながら進んでいく人の方が、
実は遠くまで行ける。
努力は、量より継続。
継続は、自分に合った歩幅からしか生まれない。
だから、毎週末に少しだけ
自分を見つめ直す時間をつくる。
それだけで、人生は変わり始める。