習慣になると感じる事ができる

作業が習慣になると、感情がついてくる

最初は、面白くない。

むしろ、めんどくさい。

やる気も、情熱もないまま始める作業ほど、地味で退屈で、

正直「これ、意味あるの?」と疑いたくなることもある。

でも、何日か続けてみる。

決まった時間に机に向かい、手を動かす。

そういう「形」だけをまず整えてみる。

気づけば、その形が「習慣」になっていく。

そして、ある朝ふと気づく。

昨日よりも、ほんの少しだけ早く手が動いていた。

なぜか、ちょっと楽しい。

意味なんてあとでいい。

やってるうちに、感情が後からついてきた。


僕はずっと、感情が先にあると思っていた。

「好きだからやる」

「やりたいから続く」

でも、逆でもいい。

むしろ、逆のほうが長く続けられる。

始まりに情熱はいらない。

必要なのは、ほんの少しの決意と、数分の時間。

静かに繰り返す中で、感情が動き始める。

これは、実際にやってみないとわからなかったこと。


たとえば、ゲーム制作。

最初の1行のコードに、感動なんてなかった。

けれど、日々少しずつ積み上げるうちに、

転がる玉ができ、跳ねる坂道ができた。

それを見て、自分の中に「楽しい」が育っているのを感じた。

感情は、習慣のあとから追いかけてくる。

それはまるで、遅れて届くプレゼントみたいなもの。


感情を信じすぎない。

やる気を待たない。

「やりたい」と思う前に、

今日も決まった時間に、椅子に座って、少し手を動かしてみる。

それだけで人生は、少しずつ温かくなっていく。

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