10月11日(土):続かない理由は外の評価だから

続ける理由は外ではなく内にある
なぜ自分はこれを続けているのか。ふと立ち止まったとき、そんな問いが浮かぶ瞬間があります。

最初のきっかけは外側の理由かもしれません。周囲から褒められたいとか、成果を出したいとか、認められたいといった動機。人間らしい自然な欲求ですし、それ自体は悪いことではありません。

むしろスタートラインとしては必要なものです。外側の理由だけに頼ってしまうと、必ずどこかで限界がきます。なぜなら外側の評価や数字は、自分ではコントロールできないからです。

フォロワーが増える日もあれば減る日もある。収益が伸びる時期もあれば落ち込む時期もある。他人の評価も、昨日は賞賛だったのに、今日は批判になる。その不安定なものに依存してしまうと、結果が出ないときに簡単に心が折れてしまうのです。

外側の理由に頼ると続かない
例えば、毎日記事を書く習慣を考えてみます。最初はアクセスを伸ばしたいとか、フォロワーを増やしたいといった外側の理由で走り出す。

数字が伸びているときはモチベーションになりますが、停滞するともう意味がないのではと疑念が出てきます。

この状態は、自分が悪いわけではありません。ただ単に外側の理由に依存していただけなのです。

内側の理由を持つことが大事
ここで大事になるのが内側の理由です。
・書くことで自分の思考が整理される
・運動することで気分が軽くなる
・続けることで自分の生活が整う
こうした自分に返ってくる感覚こそが、内側の理由です。外の評価がゼロでも、自分の中にプラスが残る。

これがあると、人は長期的に続けられます。僕自身もブログを毎日書いていたとき、アクセスは全然伸びませんでした。

収益もゼロに近い。それでも書き続けられたのは、記事を書くことで自分の考えが整理されるからでした。つまり書かないと気持ち悪いという状態になっていた。

この感覚に至ると、外側の評価がなくても習慣が続いていくのです。

外と内のバランスを意識する
外側の理由が完全に不要なわけではありません。拍手や数字はやはり嬉しいし、成長を加速させる力になります。それに依存しすぎないことが大事です。

外側の理由はきっかけ、内側の理由は土台。この二つを意識してバランスを取ることで、続ける力が安定します。

例えば、数字が伸びなくても自分の中では一行書けたという事実が残る。仕事で成果が出なくても新しいことを学べたという体験がある。こうして、自分の内側に意味を置くと、外の評価に揺れすぎなくなります。

内側の理由を探すための問い
ではどうすれば内側の理由を見つけられるのか。僕がよく使う問いを紹介します。
1. これをやると自分はどんな気持ちになるか
2. 誰にも見られていなくてもやりたいと思うか
3. 結果が出なくても、続けたい理由はあるか

これらに答えを出すと、自分の本当の理由が見えてきます。

例えば、書くことは誰にも読まれなくてもやりたいこと。書いていると落ち着くし、自分と向き合えるから。それが僕にとっての内側の理由です。

続ける理由は未来の自分にある
さらにもう一つ。続ける理由は、未来の自分のためでもあります。筋トレをしても、すぐには変化が見えません。記事を書いても、すぐにはアクセスは伸びません。

続けた先に、未来の自分が立っています。未来の自分がありがとうと言ってくれるはず。そう信じられることが、最も強い内側の理由になります。

まとめ
続ける理由を外側にだけ求めると、必ずどこかで心が折れます。外側は不安定で、自分ではコントロールできないからです。内側の理由を持つと、続けること自体が力になります。

書くことで落ち着く、走ることで元気になる、学ぶことで自分を好きになれる。こうした理由は誰にも奪えないし、自分の中に資産として残ります。

外はきっかけ、内は土台。続ける力の根っこは、外側ではなく内側にある。今日も一歩を積み重ねるために、自分の内側の理由を大事にしていきたいと思います。

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