9月26日(金)削って残ったものがあなた

発想は、削ったあとに残るもの
アイデアは足すより出し切ってから削る。多くの人は、アイデアをひらめきと思っています。突然、頭に電球が光るように浮かんでくる。たしかにそういう瞬間もあります。

僕の実感は違います。最初に出てくるアイデアは、たいてい雑多なんですよね。どこかで見たことあるフレーズだったり、これ使えるかも?という思いつきだったり。

大事なのは、最初から正解を探すことじゃない。とにかく出し切って、それを削っていくこと。出し切ると、余分なものが山ほど出てきます。

その山を削っていくうちに、これだけはどうしても残したいという核が浮かび上がる。それこそが、発想の正体なんです。

削ることで芯が見えてくる
文章を書いているとき。最初に2,000文字を書いたとしても、そこには言い訳や蛇足がたくさん混じっています。それを少しずつ削っていく。これ、なくても意味は伝わるな。ここは同じことを繰り返してるな。

余計なものを消したとき、残った言葉は驚くほどシンプルで、でも強い。シンプルに書くと良いとよく聞きます。まさにそれで、削ったあとの一文に、もっとも大きな説得力が宿る。

生活習慣も削った先に残るものが自分をつくる
これは創作だけじゃなく、生活習慣も同じです。やりたいことが増えすぎると、毎日のスケジュールはパンパンになる。朝活もしなきゃ。筋トレもしたい。勉強もやらなきゃ。

気持ちはわかります。僕もそうでした。全部を完璧にやろうとすると、どれも中途半端になるんですよね。そこで、あえて削る。やらないことを決めて、手放す。

不思議と残った習慣に集中できる。シンプルなルーティンの中で、深い呼吸が生まれる。人生もまた、削ったあとに残ったものが本当の自分を形づくる。そう実感しています。

削る勇気が、未来を開く
ここで大切なのは、削る=諦めるじゃないということ。むしろ逆です。削るからこそ、エネルギーが一点に集まる。たとえば、ゲーム開発。最初は要素を盛り込みすぎて、結果として遊びにくくなることが多い。

勇気を出してシンプルに削ると、本当に面白い部分だけが際立つ。この体験をすると、削ることはネガティブじゃなく、むしろポジティブな選択だとわかります。

完成度を高めるために削るのではなく、本当に必要なものを残すために削る。未来を開く余白になるんです。

削って残ったものが、あなたの発想になる
僕が気づいたのは、発想は、削ったあとに残るものだということ。最初から完璧なアイデアなんてありません。だから、どんどん書く。どんどん作る。

そして、容赦なく削っていく。余計なものを消すたびに、心の中にあった本当に言いたいことが浮かび上がる。他人の目を気にしていたら見つからなかったもの。

一晩寝かせて、翌朝の自分で見返したからこそ出てきたもの。削っても残るものこそ、あなたの発想の核。そこにこそ、唯一無二の価値があるんです。

まとめ
・アイデアは最初、ノイズだらけでいい
・削ることで芯が浮かび上がる
・生活も同じように削っていく
・やらないことを削ると、自分らしさが残る
・削ることは諦めではなく、ポジティブな選択
・発想は、削ったあとに残るもの


今日の問い🙋
👉あなたのノートや頭の中にあるアイデアの山。
もし全部を削っても、最後に残るのは何でしょうか?その残り続けるものが、きっとあなたの本当の発想です。

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